In:
Regional Science Policy & Practice, Wiley, Vol. 13, No. 3 ( 2021-06), p. 921-942
Abstract:
固体廃棄物管理計画は、通常、先進国で適用されており、各国では自国の都市システムに合わせた独自の政策を行っている。レバノンでは、固形廃棄物の問題はこれまで懸念されてきたが、近年、レバノンの様々な地域で、この問題が劇的に拡大し住民の健康や環境に様々な影響を及ぼしている。固形廃棄物問題が拡大した原因は多くあるが、その一つとして、個人が解決の担うことの知識がほとんどない集団の消費ベースの生活様式がある。本研究では、レバノンのトリポリにおける住民の生活様式と意識レベルを調査し、都市における固形廃棄物の蓄積に対するその影響を解明する。大学レベルの教育を受けた中~高所得者層が居住するアルマアラド地域を研究対象地域とする。対象地域での固形廃棄物の収集パターンの観察調査及び、住民のサンプルの意識レベルを調査するアンケートを実施した。観察の結果とサンプルの回答から、住民は自らのライフスタイルが廃棄物の蓄積の主な原因であることを認識しているが、問題の解決に貢献するアイデアやインセンティブが不足していることが示された。住民は、適切な管理計画により、固形廃棄物の危機的問題の解決に積極的に参加することに意欲的である。
Type of Medium:
Online Resource
ISSN:
1757-7802
,
1757-7802
Language:
English
Publisher:
Wiley
Publication Date:
2021
detail.hit.zdb_id:
2489429-1
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